梅を育てる日々 長坂農園

和歌山県は梅の産地みなべ町の梅農家です。 梅、梅干し、うすいえんどう、インゲン豆、そして時々梅ジャム作ってます。 (http://nagasakanouen.shop-pro.jp/)で梅とジャムの販売を行っています。

我が家の農産物、加工品のお店
http://nagasakanouen.shop-pro.jp/

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何年ぶりだろう。
久しぶりに青梅の出荷と梅の漬け込み作業が重なる。
作業効率が悪くていつもの三倍は時間がかかる。
地獄かよ。

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出てしまった黒星病
有機的な栽培だと取れる手段も少ないので完全に克服するのは簡単ではないとは言えあまりいい気はしない。

産地からおいしい梅を届けたい 長坂農園 梅の直売店をご利用頂き誠にありがとうございます。

突然で申し訳ないのですが、今シーズンの完熟梅の販売をお休みします。

その理由ですが

今シーズンから有機JAS認証を取得するために有機的な圃場管理に移行しました。
認証制度下での有機農業であり農薬をつかわないものではありません。
とはいえ使える薬剤はごくわずかに限定され、元々最低限の防除を目指していた当農園ですが本当に最低限の薬剤しか使えなくなりました。

そのため完熟梅の時期に梅がどのような状態になるのか予想がつきません。
おそらく秀品率は今までより下がるとは思います。

また、有機に移行するにあたって今まで青梅としてJAを通じて出荷していた園地と梅干用(+直売用)にしていた園地を大幅に見直します。今までは早できる園地を青梅用に遅い園地を梅干用にしていたのですが今後は面積が大きく有機JAS認証を取れる園地を梅干用にし小さく認証が取れない園地をJAへの出荷用にしていきます。ちなみに管理方は同じです。
それに伴い仕事の流れが変わり家族だけで手が回るのかもわかりません。
が昨今の人手不足ですぐに人が見つかるかもわかりません。
有機JAS認証が取れるのは早くて3年後です。
果樹のような永年作物の場合3年間は移行期間となります。
園地の編成は一度に入れ替えるのは時間的にもコスト的にも難しいので徐々に行っています。

以上の理由で悩みましたが本年度の完熟梅の販売をお休みすることとしました。

決断が遅くなり申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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